つま先下がりや左足下がりの混在している傾斜地からの打ち方
つま先下がりと左足さがりが混在していたり、つま先上がりと左足上がりが混在している傾斜地からのショットは傾斜が強いほど難題です。
まず最初にお断りしておきますが、レフティーの方は逆の解釈をお願いします。
ゴルフ場には平らなところが少ない
ティーイングエリア(ティーグランド)でさえ、水はけの関係もありますが平らでないところがあります。
フェアウェイなんかでも平らなところは少ないです。
その傾斜を考えたスイングをしていくわけですが、
初心者の方はご存じでしょうか?
傾斜によってボールの飛んでいく方向が変わることを....
傾斜によって変わるボールの飛び出す方向
- 「下がり系」はスライス
- 「上がり系」はフック
と覚えておきましょう。
詳しく説明はしませんが、左足を基準に「さがり」「あがり」と言っています。
「左足さがり」の場合ボールはスライスする傾向にあります。
「つま先下がり」も同じです。
「左足上がり」の場合ボールはフックする傾向にあります。
「つま先上がり」も同じです。
打ちおろしていくコース(グリーンが自分の立っているところより低い位置になっている場合)には左足下がりになっていることが多いです。
そのままスイングすればボールはスライスする傾向にあります。
わかりますか?
ついてきてくださいよ....(^^)/
詳しくはこの記事で説明してますから見てくださいね。↓↓↓
傾斜地から初心者がミスショットしない打ち方 - 風にのせて tetsute’s blog
では「どう打てばいいんじゃい」ということですね...
例えば、「左足さがり」と「つま先下がり」の打ち方はというと、
一つ目の考えは、スライスする分だけ左にターゲットを持っていく方法です。
万が一まっすぐにボールが行ってもいいように、OBにならない程度目標を左に設定したアドレス(アライメント)を取る方法です。
もう一つの考えは、スライスする分だけ、フックの要素を取り入れることです。
この方法は少し難易度が高くなりますから初心者の方は前者をお勧めします。
が、こんな考えもあることを覚えておく必要があります。
フックやスライスの要素
「フックの要素いれる?そんなの聞いたことね~よ」というあなたのために....
フックさせるには?フックの要素をスイングに取り込みます。
そうです....インサイドアウトのスイングです。
どうすればインサイドアウトのスイングになるかと言うと、右足を少し後ろ(かかと)方向に引きます。するとスイング軌道が目標に対してインサイドアウトのクラブ軌道になります。
例えば、つま先下がりのライだとスライスになりますが、右足を引くことによってフックの要素を加えたことになり、相殺されてボールは目標に向かって真っすぐな弾道になるということです。
左足上がりのライで打てばフックしやすくなります。その状態で左足を引いて開けばスライスの要素を取り込んだのでやはり目標に向かってボールは飛んでいきます。
あくまでもいつものスイングができた場合の話です。
単純に飛んでいくであろうボールを予測してのターゲット取りをする方法のほうがわかりやすいのは事実ですが、こんな方法もあることを知っておいてください。
複合傾斜地の打ち方は?
「つま先下がりのつま先上がり」という傾斜はこの世に存在しませんから安心してください。(^_-)-☆
「左足さがり」+「つま先あがり」は既に相殺されていますね。
ただどちらの傾斜が勝っているかによって対処します。
「左足あがり」+「つま先下がり」も考えは同じです。
問題は「左足下がり」+「つま先下がり」です。
随分左にスライスする傾向にあります。
どうしましょう?
そうですね....目標を少し左に取り+フックの要素も取り入れましょう。
...という考えで、複合傾斜を乗り切る技術を覚えておくだけで実践に役立ちます。
きつい傾斜だとフルスイングもできませんから、大きく曲がるライではあまり無理をせずに乗り切ってください。
最後にもう一つ、フックスライスの要素は、グリップでもできますしボール位置でも関係してきますから、やはり練習が大事ですね。
「やっぱ、練習か~」(-_-メ)
はい、練習です。
合言葉は、「傾斜地ではフルショットできない」です。