「80台でフィニッシュするゴルフ」シリーズ最後の記事になります。前記事を読んでいない人は是非読んでみてください。ドライバーから始まりパターでカップインするまでのコース・メンタルマネジメントです。
- 90を切るためのドライバーショットを成功させるコツは3つ
- 90を切るためのセカンドショットを成功させるためのコツ
- 90を切るためのアプローチショットを成功させるためのコツ
- 90を切るためのパットを成功させるためのコツ
今日の記事は「90を切るためのコツ」総合的な考え方やコースマネジメントの話になります。当然のことながら100を切るためのマネジメントにも共通すると思いますので参考にしてみてください。
80台でフィニッシュするためのコースマネジメントとメンタルマネジメント
80台のスコアということは80~89でフィニッシュするということですが、今回は80台後半をイメージしてもらえればいいかと思います。
大きく分類するとコースマネジメントとメンタルマネジメントになります。
まずは80台でフィニッシュするためのコースマネジメント....後半はやはり80台でフィニッシュするためのメンタルマネジメントを考えていきましょう。
80台でフィニッシュするためのコースマネジメント
いままでもしつこいくらい言っているようにスコア的には全ホールをボギーペースでひとつのホールだけパーをとることによって80台でフィニッシュできます。
しかしながらこれには少しばかり落とし穴があるように思えるのです。
それは、「上達はそこまで...」それ以上のスコアは望まないという人にはいいのですが、もっと上を目指しているという人にはその考え(ボギーペース)はあまりよくありません。
結果がボギーペースで80台だったということであればいいのでしょうが、初めからボギーペースを狙って80台というのであれば少し危険な気がするからです。
例えば、
ドライバーやスプーンが使える場面でアイアンを選択してボギーオンを狙うとか、バンカーに入れたくないからレイアップするとか、時と場合によってはいいと思いますが、なんでもかんでも恐怖を感じてレイアップするという考え....
それ以上に上達したいのであれば、その考えは捨てたほうがいいでしょう。
確かにレイアップするという判断にも大変な勇気が必要です。同伴者には「かたいね...」といわれたり、思われるでしょう。露骨な同伴者であれば「はぁ~レイアップ?」ということになります。
心を鬼にしてレイアップも時には必要でしょうが....本当にレイアップしか選択肢はないのか?というマネジメントも視野に入れることをお勧めしたいのです。
これも例えになりますが、
ピンまで160y~170y、番手は人によって違うでしょうが私の場合フラットで6アイアン~5アイアンです。この距離を狙わないという選択肢はほぼありません。
その途中にバンカーや池があろうが...です。
しかし保険はかけます。バンカーであればバンカーの反対側、池であればその反対側か少し大きめになるように打つという選択をします。
いくらアプローチが絶好調でもバンカーや池の手前にレイアップという考えは微塵もないのです。最悪バンカーはOK、最悪池さえ超えればOKという意識です。
次のショットができればOKということ...です。池は1ペナですがバンカーは無罰なんで打てるところにある感覚なんです。
もちろんバンカーの練習も必要になりますが....でもバンカーが恐怖でなくなればその分打ちたい方向の範囲が広がるわけです(打ってはいけない範囲が狭くなります)
これによってコースマネジメントでの「打ってはいけない所」の考え方も少しずつではありますが変わることになります。
このようにいろいろなライから打つことが、そしてグリーンを狙うことができればコースマネジメント的にも広くコースが使えるということです。
80台でフィニッシュするためのメンタルマネジメント
先ほどのコースマネジメントを例にしますが、コースマネジメントにおいての「打ってはいけない所」の範囲が狭まることによって「打ちたいところ」「落としたいところ」がずいぶん広くなり、なおかつピンに寄っていくことになります。ミスればバンカーですが少しのミスはほぼグリーンにオンまたはその周辺ということになるでしょう。
そして何より一番大きいのはバンカーはOKということなので気持ちよくショットをすることができます。
これが最大のメンタルマネジメントなのです。
心理状態はいいので、結果はもう既に出ています。絶対ではありませんが....
自信がメンタルを強くする
自信をつけるにはやはり練習やラウンドで経験を重ねるしかないように思うかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
考えても見てください。できもしないことをコースでやろうとすることが無謀なことであって、そこでそのショットを成功させることができなければ次回の同じような場面でのメンタルは最悪になります。
しかし成功することによって、成功体験していることによってその逆にもなりメンタル的には成功する自分しかイメージしないため最強のメンタルになります。
成功の基準は今の自分にできることをやる
いつも成功するとは限りません「これくらいなら成功だ」という基準も必要であり、ミスも受け入れる心がメンタルでは重要になると私は思います。
成功の判断はもちろん人それぞれで、あまりにも成功レベルを上げ過ぎる(完璧を求めすぎる)のはメンタルを下げてしまう結果になります。
メンタルというのは一瞬で崩壊する要素を持っているんですから....
まとめ
ゴルフというスポーツ...ほかのスポーツも同じなんですが、メンタルという言葉はずっとついてきます。メンタルは心の動きで、あがったり下がったりも勿論することが自然なのですが、成功体験によりドンドンと底上げすることも可能です。
そのメンタルは自分でコントロールすることもできます。
例えば、セカンドでグリーンを狙ったショットがバンカーに入ってしまった。
瞬時にメンタルが下がる人もいれば、ここで「そこは想定内」としておけば下がるはずのメンタルは下がることなく次のショットに挑むことができます。
メンタル次第で次の行動にも影響してしまう事は皆さんも経験していることでしょう。
そのメンタルを下げないためにできることは、やはり練習やラウンドでの成功体験も必要になりますが、考え方ひとつで制御することも可能であるということなのです。
コースマネジメントとメンタルマネジメントは切っても切れない関係なんですね。
合言葉は「ゴルフもメンタルスポーツ」です。
いつもありがとうございます。
ナイスゲームを願っています.... GOLF 風にのせて tetsute’s blog