今回はゴルフ初心者のための「OBは救済です」と「計算のしかた」、そして新ルールによる「前進2打罰」を紹介します。
自分の打数は自分で計算できるようにしておきましょう。
「OB」は1打罰を加算して、なかったことにしてくれる
(1打罰ともいうし1罰打ともいうけど今回は1打罰で統一します....)
「OB...」「最悪~(>_<)」というけれども、本当の意味は「救済」です。
本来のゴルフルールは「あるがままプレーする」ということなのですが、「あるがまま」というのは、どんな状況であろうがノータッチです。
もしもOBゾーンがなくて谷の中にボールが入ってしまったら、もしもその谷が対処できないほどの草や林、あるいは泥ヌマだった場合...そこから脱出できます?
できないですよね?
そこにOBゾーンがあれば、それをなかったことにしてくれるんですから...しかもたったの1打罰でですよ。「もう一回打っていいよ...」といってくれるんですから....
やはり救済です。
ローカルルールであればOBの処置は3通り
プレー4
プレイング4といい、前方のマーカーより4打目としてプレーを続行します。
ゴルフ場によって違いがあるかもしれませんが、前方のマーカーは黄色のマーカーなどによってそこからティーアップすることができます。
これは一般的に1打目のティーショット時のOBに限られます。
打ち直し
打ち直しを選択したとき、ティーイングエリアにおいて1打目がOBであれば、もう一度ティーアップをしてからの3打目スタートとなります。
2打目以降でOBを打つとOBを打ったであろう元の位置より「ひざ」の高さからのドロップによって1打罰を加算で打ち直ししプレーを続行します。
したがって、2打目がOBのときは2打に1打罰を加え3打打ったことになるので次のショットは4打目ということになります。
前方2打罰(新ルール)
最近になって新しく導入されたローカルルールです。
例えば1打目ティーイングエリアからのショットがOBになった時、1打目のボールがOBゾーンを横切った地点よりピンに近づかないフェアウェイに戻すことができます。
その時の処置は、ピンに近づかないフェアウェイとラフの境目から2クラブ分内のフェアウェイの中にドロップすることができます。
ここでの打数の計算は打ち直しと違い、少しでも前方にボールがいっているため2打罰を加算することになります。
ですからティーショットのOBは、前方2打罰を受け入れた場合、次のショットは4打目となりプレー4と同じような打数の計算になります。
打ち直しの場合はもう一度同じところから打つため1打罰で済みますが、その打ち直しのショットがまたOBになる可能性もありリスクはあります。どちらを選びます?
自信がなければ前進2打罰で前に進みフェアウェイから4打目にするようにしましょう。もちろんプレー4があればその選択もありますが、どちらが得な選択であるかはホールによって異なります。
プライベートやコンペの場合は前方ティーからのプレ4になると思います。
セカンドショット以降でOBを打った時の処置
2打目以降のOBも「打ち直し」または「前進2打罰」を選ぶことができます。
この場合もどちらが得になるかは自分の判断になります。
いいショットを打つ自信があれば「打ち直し」を選択し、無理なようであれば「前進2打罰」を選択しましょう。
さいごに
新しいルールの「前進2打罰」は、意外にスコアに響きます。
OBを打ったわけですからまともに真っすぐ飛んでいないボールなので、そしてOBゾーンを横切っているわけですから全然飛んでいないでしょう。しかもOBラインを横切った地点からピンに近づかない場所はプレー4よりもはるか手前になることでしょう。
プレー4を選択したほうが、ずいぶん前から打てることが多いハズです。
しかし、私どもの競技ゴルフではプレー4はありません。「打ち直し」か「前進2打罰」の2択になります。(ゴルフ場のローカルルールですが)
前進2打罰では距離が稼げていない分セカンドショット以降の距離が残り、最高でダボですが、大抵トリプルほぼ確定になりスコアになりません。
打ち直して完璧なショットがでるといいですが、またOBになる可能性もあります。
どちらを選択するかは「あなた次第です」
合言葉は「OBは救済」です。
いつもありがとうございます。
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