ウエッジを使ってのラフからのアプローチ
アイアンには4I、5I、のロングアイアンと呼ばれるものと、6I、7I、8I のミドルアイアン、9I、PWのショートアイアン...
そして今日の主役である50°、52°、54°、56°、58°などのウエッジがあります。
(いずれも、私の中での分類です)
個人差はありますが、100y以内のグリーンを狙うショットとアプローチに使用します。
私は50°と56°を使っています。
どうチョイスするかは自由です。
それぞれの目的
私の場合50°は75y~95Yで使用し、70y以下を56°のウエッジで狙います。
ここではバンスの話はしませんが、70y以下のボールを上げるショットはバンカーからラフまでの全てのライで56°を使います。
ちなみに、低く打ち出すアプローチも56°です。
多彩な打ち方を要求される56°のウエッジ
特に56°は使用頻度がめっちゃ高いです。
先ほどの、低く打ち出すアプローチも、ロブショットも、バンカーも、逆目のライもそうですね。
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今回は「ラフの中にあるボールを打つとどうなるか?」です
フェアウェイにあるボールなら、何も考えずにその距離を打っていきますが、ラフに捕まっているボールを打つときは注意が必要になります。
何を注意しましょう?
- ボールとフェースの間に噛む草の量
- スイング時のクラブに絡む草の量
- 芝(草)によって、ボールが浮いている高さ
- 打つ方向に対しての、芝の目
ボールとフェースの間に噛む草の量
これは、インパクト時にボールとフェースの隙間にどれだけの草や芝が挟まってしまうか、ということです。
よく「フライヤー」という言葉を耳にします。
草や芝の葉を挟むことによって、ボールとフェースが滑り(捕まりが悪くなり)スピン量が減ることによって「異常にボールが飛ぶ」といった現象が起こります。
(ある程度のヘッドスピードが出ていないと起こりませんが)
56°でフルショットをする場合は気をつけなければいけません。
異様にボールが高く上がるときってないですか?
上に向かっての「フライヤー」か、ボールの下をくぐり気味でフェースの上の方でボールをとらえた為に起こります。
もしくは、ハンドファーストが解けたハンドレートかもしれませんね。
一番気を付けるのは、ラフからのショットはスピンがかかりづらいので、グリーンに落ちてからのスピンは期待できませんから、落とし場所を考慮に入れる必要があります。
スイング時のクラブに絡む草の量
ラフが深い時は、草の抵抗によりスイングが緩みます。(グリップも緩みます)
しっかりとグリップをしてスイングしましょう。
芝(草)によって、ボールが浮いている高さ
よく観察しましょう。周りの芝をクラブで押さえるのも手です。
失敗(ミスショット)が多いのは「ダルマ落とし」といって、浮いているボールの下をクラブがくぐってしまう事です。
バンカー越えのアプローチの時は痛いですね。
打つ方向に対しての、芝の目
順目ならあまり気にすることはありませんが、もしも逆目の場合は要注意です。
ボールの手前の芝でエッジが地面に刺さってしまいます。
そんな時は、フェースを開いてバンスを滑らしながらボールにコンタクトしましょう。しかし難易度は高いです。(経験です)
まとめ
ラフからのアプローチには注意点が多いです。
まずはライを確認する必要がありますし、そこからいかに安全なところにボールを持っていくか、どのような打ち方をすべきか、一番安全な打ち方は、と様々な要素を考慮しながら短い時間の中で作戦を練らなくてはいけません。
それだけウエッジは奥が深いのがわかりますし、練習場での練習に時間を費やさなくてはなりませんね。
いろんな打ち方をマスターして、引き出しを増やしておきましょう。
合言葉は「ライをよく観察しよう」です。
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