アプローチでスコアを落としている人は考え方とスイングを変えてみよう
ここでいうアプローチは約20y~60yくらいです。
- アプローチが思ったところに打てない
- グリーンに乗せることも困難
- グリーン周りで大たたきをする
- アプローチでトップやダフリが多い
このような人は恐る恐るスイングをしている可能性があります。
そこで、少しアプローチについての基本をお話しします。
使用クラブはSWとか58度、56度とかです。
今日は長いですがいきますよ(^^)/
アプローチの基本
打ちたいところまでの距離の把握
打ちたいところはカップではありません....基本はグリーンセンターですが、打ちたいところに打てるようになれば次のパターが断然楽な位置にボールを止めることも可能になります。それまではグリーンセンターということで....
距離に見合ったアドレス
アプローチがあまり得意でない人は20yであろうが60yであろうが全て同じアドレスをしているように見てとれます。
プロのアプローチを見てください。
いかにも距離相応でかつカップに入りそうなアドレスからスイングが始まります。
スイング
プロのトーナメントでのアプローチはバックスイングがいかに小さいか...ということが見ていて実感できます。
どうですか?読者様のトップの位置....
- 思ったより大きくありませんか?
- そしてインパクトでゆるむ...
大きな違いはここにあります。
上級者は、トップ位置が小さくそこからクラブが加速しインパクトではしっかりボールにコンタクトします。そしてフィニッシュがきれい....
不得意な人は、トップが大きくボールにあわせにいきインパクトでゆるみ、ボールにきれいに当たればいいですがトップしたりダフったりします。
- 大事なことはクラブを加速させることです
- その為にはトップは小さくなくてはいけません
「少し小さいかな?」くらいでしっかりスイングができます。
インパクトの恐怖
「ダフりそう」や「トップしそう」「....したらどうしよう」的な恐怖を取り除くために知ってもらいたいことがあります。
勿論練習で自信をつけることも大事ですが、頭でもわかってもらいたいのです。
低く長いインパクトゾーン
何かよく聞く言葉ですが理解している人はかなり少ないです。
この低く長いインパクトゾーンを作るには、
- アドレス時には少し左足体重
(60~70%以上) - ボール位置は限りなく右足かかと内側の線上
(高い球選択時はその限りではない) - テイクバックでは肩と腕でできる三角形をキープ
(背中か左肩でクラブを上げる) - 50yくらいまでなら全く三角形は崩れない
(グリップは腰より上がらないイメージだが惰性で...) - 60yくらいからはコックが入ってくる
(右腕も少したたまれてきます) - 加速しながらインパクトを迎えますがダウンスイングでは腰をしっかり回して一気にフィニッシュまでいきますが、基本左右対称のスイングです
(腰をまわして打っていきますがクラブは後からついてくる感じです) - インパクト時には左足に90~100%体重が乗っています
(乗っていないとだめです)
この動きをひとつひとつかみしめながらスローで振ってみてください。
腰でスイングすることによって、そして体重が左に移ることによって、低く長いインパクトゾーンができることを知ってほしいのです。
手打ちの体重移動なしでは最下点はボールの手前もしくはボールの真下で円を描きますが、正しいスイングをすれば最下点は体重移動によりボールの左になり、腰でスイングすることによって緩やかな弧を描き低く長いインパクトゾーンになるわけです。
理解できましたか?
実際に練習場でやってみてください。
意識するのは全てですが、ひとつづついきましょう。
特に頭で理解することが大事です。
すぐに頭が理解してスイングも自分のものになるでしょう。
その時にはもうアプローチは得意になっていますよ。
え?うまく打てない?
うまくいかない人へ
トップの位置(例えばクラブが地面と平行の位置)でいったん止め、左に体重をもっていき、腰を「クルン」と回して打ってみましょう。
この分割した動きはコースでも実践で使えます。
最初はうまくいかないかもしれませんが、繰り返しやることで、すぐに芯でとらえることができます。「あっ、これか?」と...
その時の感触を覚えておきましょう。
「芯でとらえるとは、こういうことか....」と同時に、スイング本来の「気づき」を感じるハズです。必ず感じますから頑張ってください(^^)/
もう一つ言い忘れるところでした...
腰を回すとボールに対してリーディングエッジがボールと芝の隙間に入りにくい...と思ってませんか?トップしそう...と
大丈夫です。
ボールの赤道より上ならトップしますが、赤道より下に入りさえすればフェース面を駆け上がり逆に素晴らしいインパクトになります。
少しダフリ気味に入ってもクラブは加速してますからそれなりに距離は出ます。
そう思えば許容範囲は広くなりますよね?
アプローチの打ち方と考え方を完全に変えてみましょう。
そこに光はあります。
合言葉は、「体重、腰、加速」です。
いつも本当にありがとうございます。
ナイスゲームを期待しています。